エース株式会社の評価について

2010年9月上旬に東京都が発表した内容によりますと、情報商材販売事業者に対する指示処分や勧告が行われる事例が確認されています。中でもエース株式会社(元株式会社鈴木開発興業)は、代表取締役の木村晋次郎氏の下で活動しており、本店は東京都中央区銀座2丁目12番12号に所在しています。同社の売上高は平成21年7月から平成22年3月までの期間で7,470万円に達しており、主力商品として「Money Maker 2010」を販売しています。

エース株式会社は、私が以前「悪徳四天王」や「悪徳三兄弟」として紹介した業者の一つです。今回の東京都による是正勧告は、私の推測が正しかったことを示しているように思われます。同社の売上高が7,470万円という数字は非常に高額であり、この金額から考えると、5,000人から10,000人規模の被害者が存在する可能性が高いと考えられます。しかしながら、東京都への相談件数は過去3年間でわずか200件未満であり、これは購入者の約4%に相当します。他県の状況については明らかではありませんが、この数字が多いのか少ないのかは判断が難しいところです。

さらに、エース株式会社のような業者が高額な売上を上げている一方で、被害が報告される割合が低いことには疑問が残ります。多くの消費者が偽名を使用しているため、本名が明らかになるケースもあり、そのこと自体が業者にとってはリスクとなっています。特に山之内賢次こと中村真一氏の場合、売上高が760万円であるにもかかわらず、逮捕の可能性が高まっていることは憂慮すべき状況です。

東京都の是正勧告が業界全体の浄化につながるかどうかは不透明ですが、少なくとも一石を投じるきっかけとなることは間違いありません。今後も消費者は情報商材の購入に際して慎重な判断を行い、信頼できる事業者を選ぶことが求められます。

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